空き家のコト

全国1719市町村空き家担当者、まちづくり団体のみなさんのための全国空き家に関する事例集ブログです。

【国土交通省】空き家バンク一元化の動き

来年度予算に向けての国土交通省の空き家バンクのお話。

 

国土交通省が来年度予算(平成29年度)に向けて
空き家バンク一元化の概算要求を行っているようだ。

いま約全国の7割程度の自治体が空き家バンクと
設置しているが、利用者側からするとなかなか使いにくいのが現状。

たとえば、探したい地域が決まっているのであれば
問題ないのだが、漠然としたイメージでの
検索がしにくい。

そして、検索方法も一覧表示のところもあれば
個別のPDFをリンクとしてはっているだけという
ところもあり、ユーザーの目線では空き家を探す
だけでもかなり手間がかかってしまうようだ。

 

そこで来年度に向けて国が空き家バンク一元化を考えているようだ。

 

記事によると、具体的な策として

 

・ 空き家バンク登録物件を集約し、全国に情報発信が可能なシステムの整備
・ 行政や住民、不動産業者の団体などを通じ、空き家を地域全体で活用する取り組みの促進
・ 市町村が空き家を計画的に活用するため、所有者と行政、民間事業者の間に介在する組織の枠組み検討
・ クラウドファンディングを通じて資金調達し、空き家や空き店舗を再生、活用する取り組みの推進

 

 

空き家流通のためには

 

所有者との関係性と
空き家を利用する方のこれからの生活

 

この2点が実は大きな問題だ。

 

具体策にもそのあたりが盛り込まれているが
地域の理解をどうこの空き家利用につなげていくか
行政だけではない地域へのまきこまれ方が大きなネックに
なっていくと私たちは考えている。

 

システム上の仕組みだけではなく
地域活性化を大きな軸として
具体案をより濃いものにしてほしいと願う。

 

zuuonline.com

 

 

 

【新潟県三条市】空き家についての取り組み

新潟県三条市の空き家実態調査についてのお話。

 

空き家実態調査がはじまるというお知らせページ
7月~11月にかけて空き家実態調査が
新潟県三条市で行われます。

 

調査業務は新潟市の建設コンサルタントさんが行うようです。

 

調査後の三条市の取り組みも楽しみにしています。

 

 

www.city.sanjo.niigata.jp

【岐阜県山県市】空き家の取り組み

岐阜県山県市の空き家リノベのお話。

 

岐阜県山県市岐阜女子大学
空き家や空き店舗を賃貸物件として
リノベーションを行なう。

今年度2棟を予定していて3月末の完成
1千万円の事業費となるようだ。

 

山県市は、人口2万7千人
1081棟の空き家があり
使える空き家は、878棟。

 

2019年にインターチェンジが完成する
生活としてはかなり便利になるが
人口流出の恐れもあるという見方もされている。

 

地元の大学と空き家を社会問題として
一緒に考えていくスタンスには
非常に好感が持てる。

www.nikkei.com

 

 

岐阜女子大学山県市以外にも
各務原市とも「空き家リノベーション事業」を
連携協定されている。

 

www.gijodai.jp

 

【神奈川県】南足柄市 空き家実態調査受託業者を募集

神奈川県南足柄市の空き家実態調査のお話。

 

南足柄市が空き家実態調査受託業者の募集をはじめました。

参加表明期間は、7月1日から7月14日まで

あわせて、提案参加の受付も行なっている。

 

地元の沢山の業者や地域の人たちが
きちんとこの事業に関わり
空き家を自分ごとの問題として
考えられる機会になるといい形になるのではないでしょうか。

 

南足柄市空き家等実態調査業務委託の受託業者を公募します | 南足柄市

【山形県】寒河江(さがえ)市 空き家解体事業補助金

山形県の空き家解体事業補助金のお話。

 

山形県寒河江(さがえ)市で老朽化した空き家の解体除却に
関する一部の助成を始めた。

補助限度額 50万円

期間は平成29年度3月10日までに完了報告ができるもの

2件程度の予算を予定しているようです。

 

詳しくは寒河江(さがえ)市のホームページまで

平成28年度寒河江市老朽危険空き家解体事業補助金:寒河江市公式サイト

 

【岐阜県】空き家対策支援として特別チーム設置

岐阜県での空き家対策の取り組みについてのお話。

 

空き家の対策は通常市町村が中心となり行う。
もちろんのこと県側も取り組みに力をいれるが
どちらかといえば、サポート側にまわることが
ケースとして多い。

しなしながら、本腰入れてという都道府県は
そんなに数は多くないのが現状。

そんな中、岐阜県が大きくそこに切り込んだ。

 

県庁内の担当部局で構成する特別チームを
この7月に立ち上げるようだ。

各市町村の相談に応じてチーム編成し、
組織横断的な支援体制構築を目指すとある。

 

これほど、県全体で取り組む例はめずらしい。
あわせて、空き家対策の指針となる
空き家対策計画のモデル計画案も示された。

 

これからの岐阜県にも注目だ。

 

県が空き家対策支援 月内に特別チーム設置 − 岐阜新聞 Web

 

岐阜県の空き家対策についてのページ

岐阜県:空家等対策

 

 

【神奈川県】鎌倉市 空き家を使ったビジネススタイルを発信に補助

神奈川県の空き家利活用に関してのお話。

 

鎌倉市といえば、湘南地区でおしゃれなイメージ。
そんな土地でも空き家は沢山ある状況。

 

平成28年度3月の空き家実態調査報告書によれば
空き家であろうと判断されるものも入れると1108戸にも上がるようだ。

報告書によれば、空き家のうち
91%が使用していないとのこと。
理由としては、相続等で所有管理を行なう予定だったが
すでに住居を持っている人が 25.2%と放置される形が進んでいる。

さらに、空き家を3年以内に改修したいと考えている人は20.4%
予定がないという人は65.5%とさらに何かの手を打たなければ
どんどん空き家問題は広がっていく感じだ。

しかし一方で、今後活用したい、条件によっては活用したいという方は
53.9%と期待を持てる数字も上がっている。

www.city.kamakura.kanagawa.jp

 

そんな流れで、鎌倉市
空き家を使ったビジネススタイルを発信する事業者に補助を行なう。

 

この事業の特徴 おもしろいところは
鎌倉を働くまちとしての位置付けを空き家でPRする
ソフトに関して補助がでるというものだ。

ソフトとは下記のものを指す

①鎌倉で働く事業モデルのプロモーション (ワークライフバランスのとれた鎌倉らしい働き方の提案)
②スモールオフィス、サテライトオフィス等を拠点とした 「モノづくり」プロモーション活動
③これまで住宅があった場所がオフィスになることの効果を、 近隣住民が感じられるような地域貢献事業等のソフト事業

 補助金
ソフト事業に関しては、10/10 300万が上限

ハード事業に関しては、2/3 300万円が上限のようだ。



締め切りは7月29日(金)まで

詳しくは下記の応募要項等をご覧いただきたい。

鎌倉市/鎌倉で新たなビジネススタイルを発信する事業者を募集